近年、地域における人口減少や既存の住宅・建築物の老朽化、社会的ニーズの変化、産業構造の変化等に伴い、空家等が年々増加しています。これらの中には、適切な管理が行われていない結果として安全性の低下、公衆衛生の悪化、景観の阻害等多岐にわたる問題を生じさせ、地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼしかねないものがあり、今後、空家等の数がさらに増加すれば、問題が一層深刻化することが懸念されます。
このため、当町では「空家等対策の推進に関する特別措置法」に基づき、空家等に関する対策の実施や、その他の空家等に関する必要な措置を適切に講じるため、平成29年に「八千代町空家等対策計画」を策定しました。また、令和2年には「八千代町空き家バンク制度」を開始し、空家等の利活用の推進を行っております。
本計画は、これらの背景を踏まえ、期間満了を迎える「八千代町空家等対策計画」の期間を延長し、更なる空家等対策の推進及び空家等の活用の促進を図ることにより、町民が安全に安心して暮らすことができる生活環境を確保するとともに、地域の活性化に寄与することを目的として改定したものです。
本計画の計画期間は、令和4年度から令和8年度までの5年間とします。なお、国や県の施策の動向や計画の進捗状況の検証等により、必要に応じて計画内容を見直すこととします。