アライグマは、ペット等の目的で日本に持ち込まれましたが、気性の荒さなどから捨てられたり、逃げ出したりしたものが、野生化し、日本各地で繁殖しています。
雑食性で、在来種のキツネやタヌキと比べて高い繁殖、移動能力など優位な身体的特性を持っていることに加え、天敵がいないため繁殖しやすい生物です。
八千代町においても農作物や生活環境への被害報告が年々増化しております。
・頭胴長:41〜60 センチメートル
・尾 長:25〜30 センチメートル
・体 重:2〜10 キログラム
・特 徴:オスはメスより大型で明るい灰褐色、鼻筋は濃く眉間に黒い筋があります。目の横と下は黒ですが目の上部と口の周りは白く、尾に4〜10 本の縞模様があります。足の指は5本で人の手に似ています。前肢の痕跡は約5センチメートル程度で後肢は倍近くになります。
「特定外来生物 同定マニュアル 哺乳類」(出典:環境省)
・森林、農耕地、住宅地など幅広い環境で生活できます。
・家屋や寺社の屋根裏や軒下などもよく利用します。
・一般的に夜行性で、冬眠しません。箱わなを夕方に仕掛けると効果的です。
・甘いものが好きで、ブドウ、スイカ、トウモロコシ、落花生、イチゴなどがよく被害にあっています。
特に3月から11月にかけて被害が多発しております。
(1)町へ捕獲許可申請
農政課窓口でアライグマの捕獲許可申請をしてください。
町の箱わなが必要な場合は、農政課まで相談してください。
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(2)箱わなの設置
捕獲場所に箱わなを設置してください。
箱わなのエサとしては、揚げパンやお菓子、果物などが効果的です。
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(3)捕獲実施
捕獲された場合は、町が引き取りますので、朝9時30分までに連絡してください。
なお、土・日・祝日は休み明けの回収となります。
(1)毎朝巡回してください。
(2)アライグマ以外の動物を捕獲した場合には、速やかに放獣してください。
(3)周囲の安全確保に十分留意してください。けが等についてはすべて申請者の責任とします。
(4)アライグマは可愛らしい外見とは異なり、非常に獰猛です。噛む力も強く、鋭い牙を持っていますので、不用意に触れると大怪我をする可能性があるほか、人獣共通感染症への感染のリスクも生じます。
むやみに手を出したり刺激を与えるのは大変危険ですので、絶対に触ったりしないでください。
出荷できず捨ててしまう農作物や家庭の生ごみ(残渣)はアライグマにとって栄養たっぷりなご馳走です。
この残渣をそのまま放置するとアライグマが食べ、さらに個体が増加していきます。
それでは、いくら捕獲しても農作物への被害は減りません。
被害を減らすために残渣はしっかり処理しましょう!
〒300-3592 結城郡八千代町大字菅谷1170