介護サービスは2種類あります

介護保険で受けられるサービスには、在宅での介護を中心とした居宅（在宅）サービスと施設に入所して介護を受ける施設サービスがあります。
ただし、「要支援1」または「要支援2」と認定された方は、施設サービスはご利用できません。

介護サービスの利用者負担に関しては、介護サービスの費用負担をご参照ください。

居宅（在宅）サービス

訪問介護（ホームヘルプサービス）

ホームヘルパー等に訪問してもらい、入浴・排泄・食事の世話等の「身体介護」や、調理・洗濯等の「生活援助」を受けることができます。

訪問入浴介護

介護職員と看護職員に移動入浴車で訪問してもらい、事業者が持参した浴槽で入浴介護を受けます。

訪問看護

医師の指示のもと看護師等が訪問し、療養の世話や診療の補助を受けます。

訪問リハビリテーション

理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などリハビリの専門家が訪問し、居宅での生活機能の維持・向上のためのリハビリテーションを受けます。

居宅療養管理指導

医師、歯科医師、薬剤師、管理栄養士、歯科衛生士等が訪問し、療養上の管理・指導をします。

通所介護（デイサービス）

通所介護施設で、食事・入浴などの介護サービスや機能訓練を日帰りで受けることができます。

通所リハビリテーション（デイケア）

介護老人保健施設や、病院などでリハビリテーションなどを日帰りで受けます。

短期入所生活介護（ショートステイ）

介護老人福祉施設（特別養護老人ホーム）などに短期間入所し、食事、入浴、排泄などの介護サービスや機能訓練を受けられます。

短期入所療養介護（医療型ショートステイ）

介護老人保健施設などに短期間入所し、医学的な管理のもとで医療、介護、機能訓練を受けられます。

福祉用具貸与

車いす、特殊寝台、体位変換器、歩行器、歩行補助杖など13種類の福祉用具を貸し出します。
※介護度によっては原則として利用できないものもあります。

福祉用具購入

腰掛け便座、特殊尿器、入浴補助用具、簡易浴槽、移動用リフトの吊り具の5種類の福祉用具の購入を補助します。
一度購入費全額を利用者が支払い、後日申請により同年度で10万円を上限に、利用者負担割合（1～3割）を差し引いた9～7割が支給されます。

※ 都道府県等の指定を受けていない事業者から購入した場合は、支給の対象になりませんのでご注意ください。

居宅介護住宅改修

手すりの取り付け、段差の解消、洋式便器への便器の取替えなど6種類の改修時の補助をします。
一度改修費全額を利用者が支払い、後日20万円を上限に、利用者負担割合（1～3割）を差し引いた9～7割が支給されます。

※着工前に事前申請をせず工事をした場合は、支給の対象になりませんのでご注意ください。

認知症対応型共同生活介護（グループホーム）

認知症の方が共同で生活する施設（グループホーム）に入所し、食事、入浴、排泄などの介護サービスや機能訓練を受けます。
「要支援1」と認定された方はご利用できません。

小規模多機能型居宅介護

小規模な住居型の施設で、「通いサービス」を中心に「訪問サービス」「短期間の宿泊」などを組み合わせて、食事・入浴などの介護サービスや日常支援を受けられます。

特定施設入居者生活介護

有料老人ホームなどで、食事、入浴、排泄などの介護サービスや機能訓練などが受けられます。

施設サービス

「要支援1」または「要支援2」と認定された方は、施設サービスはご利用できません。
施設サービスはそれぞれのサービス費用の他に、食費、居住費、日常生活費等が自己負担となります。

介護老人福祉施設（特別養護老人ホーム）

寝たきりなど常時介護が必要で、自宅での生活が困難な人が対象です。日常生活上の支援や介護が受けられます。
※原則として要介護3以上の方が対象となります。

介護老人保健施設（老人保健施設）

状態が安定している人が在宅復帰を目指し、主にリハビリや介護、日常生活上のお世話が中心としておこなわれる施設です。

介護療養型医療施設（療養病床等）

長期間にわたり療養が必要な人が対象の、介護体制の整った医療施設（病院等）です。

介護医療院 [平成30年4月新設]

長期療養のための医療と介護を一体的に提供する施設です。介護療養型医療施設の転換施設です。