地方公共団体財政健全化法により、毎年度4つの健全化判断比率(実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率)及び資金不足比率を監査委員の審査、議会への報告を経て、公表することになっています。
健全化判断比率については、一つでも早期健全化基準を超えれば「早期健全化団体」となります。早期健全化団体は、財政健全化計画を策定し自主的な改善努力による財政健全化に取り組むことになります。
また、財政再生基準を超えれば「再生団体」となります。再生団体は、財政再生計画を策定し、国などの関与による確実な再生に取り組むことになります。
資金不足比率については、経営健全化基準を超えた場合、その公営企業の経営状況が悪化した要因の分析を踏まえて、必要最小限度の期間内に、資金不足比率を経営健全化基準未満とすることを目標とした「経営健全化計画」を定め、財政健全化に取り組むことになります。
八千代町の健全化判断比率は以下のとおりです。実質赤字比率、連結実質赤字比率ともに赤字額がないため、「なし」と表示しています。
なし | なし | 7.0% | なし |
14.54% | 19.54% | 25.0% | 350.0% |
20.00% | 30.00% | 35.0% |
なお、実質収支は7億3,400万円(12.7%)の黒字、連結実質収支は27億800万円(46.7%)の黒字です。
八千代町の会計別資金不足比率は以下のとおりです。どの会計についても資金不足がないため、「なし」と表示しています。
なし | なし | なし |
20.0% | 20.0% | 20.0% |
なお、水道事業は17億2,400万円(370.0%)の黒字、下水道事業は7,500万円(70.2%)の黒字、中央土地区画整理事業は710万円(100%)の黒字です。
八千代町の主会計である一般会計での実質赤字の標準財政規模に対する比率
令和6年度一般会計決算では7億3,400万円(前年比33.5%減)の黒字となっています。
一般会計に7つの特別会計を含めた全会計での実質赤字の標準財政規模に対する比率
令和6年度決算では合計で27億800万円(前年比3.7%減)の黒字となっています。
一般会計が負担した、当年度の借入金返済額及びこれに準じる額の標準財政規模に対する比率
令和6年度は7.0%(前年同様)で、早期健全化基準25.0%を下回っています。
主な内訳は、一般会計での借入金返済6億200万円、公営企業での借入金返済に対する一般会計負担額2億9,200万円、一部事務組合での借入金返済に対する一般会計負担額1,300万円となっています。
一般会計が負担する、今後の借入金返済額及びこれに準じる額など実質的負債の標準財政規模に対する比率
令和6年度決算では将来負担額を充当可能財源が上回ったため、将来負担額が解消されています。(前年同様)
主な内訳は、将来負担額である地方債の現在高57億3,600万円、充当可能財源である財政調整基金等の充当可能基金55億6,900万円となっています。
地方公共団体において標準的に収入される一般財源(使途が特定されていないもの)の規模を示すもの
八千代町の標準財政規模は57億9,800万円です。
主な収入は町税30億3,700万円、地方交付税19億8,500万円、地方譲与税1億5,300万円、その他交付金7億6,300万円です。