耳が聞こえにくくなったと感じることはありませんか?
聞き取る機能の衰え(耳の虚弱)という意味です。聞こえにくさから、会話に参加することが困難になると人とのつながりが低下し、虚弱な状態や認知症のリスクを高めます。
聞こえづらさの原因は耳の中にある音を察知する毛(有毛細胞)が、加齢により少なくなることで起こります。有毛細胞は再生しないため、一度難聴になると治らないことが特徴です。
ヒアリングフレイルリスク評価 |
?家族にテレビやラジオの音量が大きいと言われることがよくある |
ヒアリングフレイルを放置しておくと身体虚弱(フレイル)や認知機能の低下を招くことがあります。 |
「聞こえづらさを感じたら?」早期発見・早期対応が大切です。
「聞こえにくいかな」と思ったら、耳鼻咽喉科に相談しましょう。
スマートフォンやタブレットをお持ちの方は、アプリ「みんなの聴脳力チェック」で聴覚の状態を簡易にチェックすることが可能です。
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・「みんなの聴脳力チェック」アプリダウンロード(Android版)
・「みんなの聴脳力チェック」アプリダウンロード(iPhone/iPad版)
ダウンロード方法などの詳細は、ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社ホームページをご覧ください。
加齢に伴う難聴は、老化現象の一種なので、誰にでも起こりうることです。
しかし、進行を遅らせる加齢以外の原因を避けることで予防は十分可能です。
・大音量でテレビを見たり音楽を聴いたりしない
・騒音など、大きな音が常時出ている場所を避ける
・騒音下で仕事をしている方は耳栓をする
・静かな場所で耳を休ませる時間を作る
・耳鼻咽喉科で聞こえの検査
・早期に補聴器で聞こえをサポート
疲れにより聞こえ方は変化します。自分自身や周りの方のために生活の中で耳トレを取り入れてみましょう。
「聞こえにくい」が治る耳トレ(だいわ文庫)中川雅文 著より
1.人差し指と中指でこめかみを押して円を描くようにぐるぐるマッサージをする。(10回)
2.同様に耳の真上をぐるぐるマッサージをする。(10回)
3.同様に「耳の後ろの髪の生え際」をぐるぐる、うなじに向かって3センチずつずらしながら3か所でぐるぐるマッサージをする。(10回)
1.椅子に浅く座り、背筋を伸ばす。
2.左腕を挙げて耳を後ろからつまみゆっくり真上に引っ張て5秒キープ
3.反対側も同様に行います。
ヒアリングフレイルサポーター養成講座基礎テキストより掲載