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障がい者との接し方について

精神障害

精神障害の人への接し方

精神障害全般

1 周囲の人

病気はその人の一部です。健康な部分に目を向け、社会の一員として暖かい心で見守ることが大切です。

精神障害者の方は対人関係が苦手だったり、状況に合わせて振舞うとか、相手の気持ちを汲むといったことが不得手だったりします。

そのため、

  • 本人の「つらい気持ち」を受け止めましょう。
  • 本人の話をよく聴き、理解するようにしましょう。
  • その時に必要な事を、はっきりと具体的に説明しましょう。
  • 無理な励ましはせず、本人の出来ることはしっかりほめてあげましょう。

2 家族の人

病気を治すには本人の心構えが大切ですが、本人に対する家族の支えもたいへん重要となってきます。
まず、本人の気持ちを理解し、見守り続けること大切です。

  • ゆっくり、あせらず、待ちましょう。
  • 本人や自分を責めたり悲観したりしないようにしましょう。
  • なまけているのではなく、病気であることを理解しましょう。
  • 本人の話をよく聴き、良いところはほめてあげましょう。
  • 本人の病状の変化に気をつけ、主治医と連絡を取りましょう。
  • 家族だけで問題を抱え込まず、主治医や専門職に相談しましょう。
  • 家族自身が楽しみやゆとりを持てるようにしましょう。

統合失調症

  • 統合失調症は脳の病気であることを理解し、病気について正しい知識を学ぶ必要があります。
  • 薬物療法が主な治療となるため、内服を続けることに配慮する必要があります。
  • 社会との接点を保つことも治療となるため、本人が病気と付き合いながら、他人と交流したり、仕事に就くことを見守る必要があります。
  • 一方で、ストレスや環境の変化に弱いことを理解し、配慮した対応を心掛ける必要があります。
  • 一度に多くの情報が入ると混乱するので、伝える情報は紙に書くなどして整理して、ゆっくり具体的に伝えることを心掛ける必要があります。
  • 症状が強いときには無理をしないよう、しっかりと休養をとったり、速やかに主治医を受診することなど本人に促す必要があります。

気分障害

  • 薬物療法が主な治療となるため、内服を続けることに配慮します。
  • うつ状態のときは、無理をさせず、しっかりと休養をとれるよう配慮します。
  • 自分を傷つけてしまったり、自殺に至ることもあるため、自殺などを伺わせるような言動があった場合には、本人の安全に配慮した上で、速やかに専門家に相談するよう本人や家族等に促します。

薬物等による依存症

  •  本人に病識がなく(場合によっては家族も)、薬物等による依存症は治療を必要とする病気であるということを、本人・家族・周囲が理解します。
  • アルコール依存症の場合、一度断酒しても、再度飲酒してしまうことが多いため、根気強く本人を見守ります。

てんかん

誰もがかかる可能性がある病気であり、専門家の指導の下に内服治療を行うことで、多くの人が一般的な生活が送れることを理解します。

発作が起こっていないほとんどの時間は普通の生活が可能なので、発作がコントロールされている場合は、過剰に活動を制限しません。

発作が起こったら、まわりの人ができることは、次のとおりです。

  • 危険を避ける。意識の失われる発作では、危ないものを遠ざける。倒れる危険性のある場合には、頭を床に打たせないようタオルなどやわらかいものを敷く。
  • 動作に自然に寄り添う。発作が起きている間は、無理に動かさない。意識がなくて歩きまわるときは後ろから付いていくなど、自然に寄り添う。
  • 発作の様子をくわしく見ておく。時計を見て発作が起きている時間を確認する、発作の間の表情の変化を観察するなど発作の様子を詳しく見ておくと病気を知る手がかりになる。

発作が起こったら、やってはいけないことは、次のとおりです。

  • 口にハンカチなどの物を入れる。
  • けいれんを止めようと体を押さえる。
  • 早く意識を戻そうとして刺激する。

高次脳機能障害

(1) 言葉の障害がある場合

一度にたくさんのことを言わず、要点をしぼってゆっくり、はっきり、わかりやすく説明しましょう。また、必要に応じて「はい」「いいえ」で答えられるように具体的な選択肢を挙げて質問しましょう。わかりやすくするために、文字や図を活用すると、後で確認をすることもできます。

(2)記憶に障害がある場合

約束を忘れたり、何度も同じことを繰り返して質問する場合は、メモなどを書いて渡したり、目の届きやすい所に貼ったりします。また、携帯電話のアラーム機能なども利用できます。

(3)感情の障害がある場合

不安感が高まって泣き出したり、ささいなことで怒り出したりすることがありますが、無理に鎮めようとしたりせず、静かな場所を確保するなどし、ゆっくりと時間をかけて落ち着くのを待ちましょう。

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは福祉介護課です。

〒300-3592 結城郡八千代町大字菅谷1170

電話番号:0296-48-1111

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