視覚障害(視力障害、視野障害、色覚障害、光覚障害)
視覚障害の人への接し方
(1) 声をかけるとき
まず、自分自身を自己紹介します。誰が近付いてきたかわかるようにこちらから声を出して、「○○さん、こんにちは。△△です」といって名乗りましょう。軽く肩や腕にふれたりすると、話しかけられていることが一層わかりやすくなり、どちらを向いたらよいかも分かります。
(2) 席をはずすとき、別れるとき
「○○へ行くので、席をはずします」と必ず声をかけてからにしましょう。別れるときも同じように声をかけてからにします。
(3) 道順等を尋ねられたとき
方向や位置を説明するときは、視覚障がい者の向きを中心にします。
また、「むこうの…」「このくらいの…」といった代名詞などではなく、「あなたの右」や、「お札くらいの大きさ」などと、具体的に伝えましょう。物の位置は、時計の文字盤を例にして、「あなたは6時の方向にいます。コーヒーカップが9時の位置にあります」と説明することもできます。
道順を説明するときは、目印となる具体的な建物などを伝えましょう。再度誰かに道を尋ねるときや、援助を受けるときに役立ちます。
商品を選ぶときなどは、説明しながら本人の手を取って触らせてあげてください。
(4) 部屋の様子を説明する
基点となるドアや入口から部屋の様子を説明しましょう。「ドアを背にして正面に机がロの字型に並んでおり、20人程度座れます。右側の壁にはスクリーンがあります」というように、具体的に説明します。
(5) 移動
まず、どのように誘導すればよいか聞きましょう。階段や段差へは、それらに直角に誘導して必ず立ち止まり、「くだりの階段です」「段差があります」などと声をかけます。
(1)基本姿勢
誘導する人が斜め一歩前を歩きます。視覚障がい者は誘導する人の肘関節の少し上に軽くつかまるか、肩の上に手を置きます。歩く速度は視覚障がい者に合わせます。
(2)危険行為
杖を引っ張る、手をひっぱる、身体を押すなどの行為はとても危険なのでしてはいけません。
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- 2017年5月15日
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