概要
教育長あいさつ
八千代町教育委員会教育長 関 篤
子どもたちの生きるこの21世紀は、新しい知識・情報・技術が、政治・経済・文化をはじめ社会での活動の基盤として重要さを増す、いわゆる「知識基盤社会」の時代と言われています。さらに、少子高齢化、人口減少、グローバル化が加速していくなど子供たちを取り巻く環境は、大きく変化しております。このような変化の激しい、予測困難な時代を生き抜いていくには、基礎・基本を確実に身に付けることと、知・徳・体のバランスのとれた「生きる力」が必要となります。そのためには、自ら考え、判断し、よりよく問題を解決する力や他人と協調し、他人を思いやる心や感動する心やたくましく生きるための健康や体力づくりを目指す児童生徒を育成していきたいと考えております。
八千代町第6次総合計画にある「未来につなぐ、八千代人を育むまち」を受け、学校教育におきましては、「輝きのある学校づくり」をキャッチフレーズに『わくわくする学校』づくりを目指してまいります。そして、「生きる力」を育成していくために、次の3つのキーワード『意欲』、『思いやり』、『命』を掲げます。
『意 欲』 どんなときにもチャレンジする力、苦しいときにも挑戦する力、目標に向かって解決の道を探る力など。
『思いやり』 自分を大切にすることはべースであるけれど、他人が何を求めているかを考えて行動する心。感謝の心をもつ。
『 命 』 自分を大切にし、生き抜いていくこと。自分の命は自分で守るという意識。
これらの力を身に付けるために、「確かな学力を育む教育の推進」、「豊かな心を育む教育の推進」、「健やかな体を育む教育の推進」を学校教育推進の柱とし、八千代で・日本で・世界で活躍する未来の創り手となる人財育成を目指してまいります。
「確かな学力を育む教育の推進」については、日々の授業改善に取り組む教職員の育成を目指し、授業力の向上を図ります。基礎的な知識・技能を習得し、「学習の習慣化」を目指します。「学習の習慣化」とは、繰り返しの学習や興味のある学習などを自分の力で進めていくことです。読書活動のさらなる推進や個別最適な学びと協働的な学びに取り組んでまいります。
「豊かな心を育む教育の推進」については、道徳科における「考え、議論し合う道徳」を推進し、学校の教育活動全体を通じて、心の教育を行います。また、学校行事や生徒会活動等の特別活動により児童生徒一人一人のよさや可能性を引き出す教育を目指していきます。「当たり前のことが当たり前にできる」いわゆる『凡事徹底』を目指していきます。
「健やかな体を育む教育の推進」については、体育の学習のみならず、学校行事やスポーツ少年団、部活動等を通じて体力の向上や技術力の向上を進めます。食育や命の教育の充実を図り、生きるための基盤となる健やかな心身の育成を目指してまいります。
子どもたちは、郷土である八千代町で教育を受け、成長します。郷土を愛し、郷土を思い、郷土のために尽くす人財を育むことが私たち大人の使命であると考えます。この『愛郷無限』という考えを八千代町の未来を担う子供たちに身に付けさせていくことは、大きな命題であります。学校では、「ふるさと学習」等によりこの課題に取り組んでいきたいと考えます。学校はもとより、家庭、地域社会が一体となって、それぞれの教育力を十分に発揮して大きな成果をあげていけるものと信じております。保護者の皆様、ご家族の皆様、そして、地域の皆様の学校教育へのなお一層のご理解とご支援を申し上げ、八千代町教育の充実、発展に努力していきたいと考えます。
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