町長の部屋
町政運営方針(令和5年度)
〇令和5年度の重点事業とその基本的な考え方について、総合計画の各目標に沿って、申し述べます。
第1:町政運営の基本
時代の変化に関わらず、まちづくりの基本は「人づくり」であり、「人材」こそが、ふるさと八千代町の最大かつ、かけがえのない財産であり、魅力であると確信しております。
小学校や中央公民館、総合体育館など、公共施設の老朽化が進み、施設の更新や維持管理という課題に直面しており、施設の状況や必要性などを慎重に調査検討し、優先順位を定めたうえで、計画的に修繕や改築・新築などを進めてまいります。
近年、住民ニーズが多様化する中、複雑化、高度化する新たな行政課題への対応が必要となっており、本年4月に組織改編を実施します。趣旨として、機動的で時代の潮流に合った組織体制の構築を図るもので、「町民くらしの部」や「こども家庭課」、「農政課」、「スポーツ振興課」を新設し、行政サービスの向上に努めながら、機動力のある行政を目指し、風通しのよい行政組織を構築してまいります。
令和5年度は、改編した組織により、子育て支援の充実、生涯学習・生涯スポーツの推進、ふるさと納税の強化など、新たな取り組みを積極的に実施してまいります。また、行財政改革の徹底により自主財源を確保しつつ、生み出された財源により、将来に向け持続可能なまちづくりを実践できる、様々な土台づくりを具現化してまいります。町民の皆様をはじめ多くの方々との対話を積極的に行い、幅広い各層の皆様から、まちづくりの方向に関する多くのご質問や提言をいただき、政策に取り入れるよう努めてまいります。
新型コロナウイルス感染症対策については、国や県の動向を踏まえて、感染防止対策を講じながら、アフターコロナを見据えて、活力と魅力にあふれた「小さくてもキラリ」と光る、誇りあるまちづくりを推進してまいります。感染症や自然災害に適切に対処し、それを克服していく強靭さを備え、魅力や強みを伸ばすことで当町らしさを発揮していくこと、さらに、誰一人取り残さず、誰もが住みやすく、かつ持続可能な地域社会を創造していくことが、新時代に向けた挑戦にほかならないと考えております。
令和5年度は「八千代町第6次総合計画」期間の3年目になりますので、当町が将来に向けて持続可能な発展を遂げていくため、着実に一つ一つの事業に取り組んでいく所存でございます。
第2:主な施策の概要
1.豊かな自然の中で、安全・安心に暮らせるまち 〇家庭用蓄電池を導入する世帯への支援 〇家庭ごみの搬出が困難な高齢者世帯、障がい者世帯を対象にふれあい戸別収集を導入 〇空き家の利活用(空き家バンクへの登録促進、地域おこし協力隊の活動拠点、子育て世帯の住居として提供等) 〇洪水ハザードマップの改定、マイ・タイムライン作成支援等の防災対策
2.誰もが健康で、いきいきと暮らせるまち 〇幅広い世代の健康づくりにつながる活動の支援 〇部活動の地域移行を進める体制の整備 〇移動スーパーによる買い物困難者への買い物支援 〇障がい者に関する総合的な相談窓口として基幹相談支援センターを開設 〇ひとり親世帯への生活物資提供等の支援 〇妊産婦に対する医療費助成の所得制限撤廃
3.未来につなぐ、八千代人を育むまち 〇妊産婦に出産・子育て応援給付金10万円、出産後に出産お祝い金20万円(第3子以降30万円)を支給 〇保育所、こども園などの送迎バスの改修や登園管理システムの導入支援 〇3歳未満で第2子の保育料を町独自に全額助成 〇英語検定受験チャレンジ補助の継続 〇外国籍児童生徒生活支援員を配置
4.地域の特性を生かした、働きやすいまち 〇スマート農業の取り組み促進 〇新規作物の導入に向けた取り組みを行う農業者の支援 〇ふるさと納税の寄付獲得を目的とした事業者の地場産品開発等の支援 〇グリーンビレッジが持つ町民の憩いの場、観光拠点としての機能強化 〇古民家の利活用
5.みんなで創る魅力あるまち 〇町民ぐるみの「花いっぱい運動」の展開 〇友好都市提携協定を締結したベトナム国ラックズオン県をはじめとする海外との友好関係の構築 〇マイナンバーカードを活用した住民票などのコンビニ交付、電子申請の拡充、ペイジー口座振替などのデジタル化推進 〇町ホームページやSNSを活用した迅速で的確な情報発信
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