町長の部屋
子育て対策について~No.1~(町長コラム:令和3年12月)
「八千代」の名の由来は、千年も万年も繁栄が続くことをその名に込めたものと思われます。私達は、先人から引き継いだ人・物・心といった財産を大切に守り育て、さらに上乗せして、次世代へとバトンを渡す。この繰り返しが大切であり、現役世代はまさに責任を果たすそのまっ只中にいるわけです。私の父親は8人兄弟、近所に住む親戚は10人兄弟でした。お正月・お盆などで集まるとそれは騒がしいものでした。どこにもそのような家庭はあったわけです。わずか50年後の今、八千代町で毎年生まれる子どもは120人程度です。先人たちはこれをどう見て、どう考えるか大いに気になります。「けしからん」「仕方がないのう」「我々が若い時はな」とため息が聞こえるようです。「子どもは宝」という言葉のとおり、いつの時代も子どもはみな家族の宝であり、地域の宝、社会の宝であると教えられ、私もそうであると断言できます。
私の目指す子育て対策とは「仕事と家庭の両立支援」と「地域における子育て支援」の2つの大柱を推進する事であると考えています。子育てに関わる経済的な負担の軽減を含めた総合的な取り組みを継続的に行うことのできるまちづくりを目指すものであります。日本全体、政治も変わらなければなりませんが、少子化の流れを変えるには、若い世代が子どもを生み育て子育ての喜びを感じながら働き続けられるような環境づくりが必要であり、子育てに関する対策を急ぐ考えであります。私達は、様々な価値観や社会情勢の変化を受け入れながら、地域社会の中でそれぞれの人生を生き抜くわけでありますが、子育て対策に大切な税金を充てることへの理解は、幅広く町民の方に受け入れていただけるものと確信しております。
「八千代町で育った子ども達が、日本で世界で活躍する姿を見たい。そのための先行投資は惜しまない」と公約にあげさせていただきました。「八千代」の名を大切にし、この八千代町に生まれたことを誇りに思えるような、しっかりとした子育て対策を進めてまいりたいと思います。
次回は、現在進めている具体策とそのねらいについて述べたいと思います。
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