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町長の部屋

脱炭素社会への取り組みを推進(町長コラム:令和4年7月) 

 「八千代町は本日、ゼロカーボンシティの実現に向けた取り組みを行うことを宣言します。」6月1日にSDGs推進まちづくり宣言とともに発表し、動画により配信いたしました。これは、町として世界規模の地球温暖化対策へ積極的に参加しますよと内外に示したものです。

 2020年10月、政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするカーボンニュートラルを目指すと宣言しました。これは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」から植林・森林管理などによる「吸収量」を差し引いた合計を実質ゼロにするという意味「ニュートラル=中間的」ということです。

 アメダスのデータによりますと、極端な大雨が降る回数は以前より確実に増えていることがわかります。地球温暖化が進むにつれて、かつてないような気象災害が起こりやすくなっているとされています。温暖化がさらに進めば、猛暑や洪水など気象災害の深刻化で命の危険にさらされる人が増える。また、インフラ(生活・生産基盤)の機能停止につながり、食糧不足や水不足などさまざまなリスクが増加すると予測されています。環境省は予測として、このまま温暖化が進めば今世紀末には全国の平均気温は現在より4.5℃も上昇するとのことで、40℃を超える日も珍しくなくなる、1日に200mm以上の豪雨も2倍以上増えるとしています。こんなものに我々は「対応できますか、無事でいられますか」という大きな問題に直面しているわけです。

 八千代町は河川に囲まれ、土地は平坦とはいえ高低差はあります。そして、水は低いところに集まる。基幹産業の農業は、自然環境の安定がたよりの仕事です。たとえば、大きな水害が発生しますと、規模にもよりますが復興までに3~10年の歳月や莫大な財源、なにより町民の生命の危険、その間の日常生活における制限など、大きな苦難をしかも長期間にわたり耐えなければなりません。識見者の方の意見では、最終的な努力の方向として「一人一人の取り組みが重要」となりますが、八千代町もこの世界規模の取り組みにまちぐるみで参加し、発信力や影響力を確保し続けたいと思います。

 具体的な取り組みとして、エネルギーの節約やCO₂の少ない製品への切り替え、食品ロスをなくす、環境保全活動への積極的な参加などがありますが、国・県の方針に基づき、町としてできること、個人としてできることを明確化し、努力目標を掲げ、取り組みを推進したいと考えています。まずは、太陽光発電を利用した役場庁舎の無停電化、余剰電力による電気自動車(デマンド交通等)の運行を進めます。

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