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町長の部屋

子どもたちが地域の伝統行事に触れ、親しむ機会の創出について(町長コラム:令和6年2月) 

    まず、元日の能登半島地震および翌日の航空機接触事故で亡くなられた方のご冥福を、ご家族の方にお悔やみを、そして、被災者の皆さまにお見舞いを申し上げます。町としましても、義援金の取りまとめをはじめ、被災地への職員派遣のほか、被災地復興に向けて、息の長い支援を続けてまいりたいと考えています。

 さて、町内において伝統行事の「どんど焼き」が実施されました。どんど焼きは、しめ縄や正月飾りなどをお焚き上げする火祭り行事で、参加者には、ご利益があると言い伝えられています。どんど焼きの煙や火の粉にあたると無病息災や家内安全が叶うと言われ、同時に新しい年の幸せを祈願する行事でもあります。竹のやぐらに火を灯すと、火は一気に5メートルを超す火柱になって天に届くような様相となり、寒さも忘れ見入ってしまいました。生竹が「ボン、バーン」と破裂するたびにびっくりしましたが、火柱を囲みながら、集まった大勢の方々が色々な話題を話し合う姿が、仄々とし実に印象的でした。その中に数名の子どもたちの参加がありました。「どんど焼き」「夏祭り」などのように地域の魅力のひとつとして、受け継がれている伝統行事に子どもたちが触れ親しむことは、世代を超えた交流が生まれ、感性を磨き、自分が生まれ育った地域への愛着や思いの醸成の形成につながり地域の活力向上が図られるものと考えます。

  また、伝統行事の次世代への継承と世代や地域を超えた交流、地域の愛着とふるさと回帰を図ることは、移住・定住を進めるうえで大変重要なことであると捉えることができます。子どもと地域、子どもと若者、子どもと働く世代、子どもと高齢者との「つながり」。まさに、子育て支援の一つと考えます。伝統行事継続のために、後継者育成を第一の目標とし、練習場所・発表の場の確保、財源対策を支援する必要があることから、「伝統行事」を推進するための組織強化が必要であると強く感じました。

 現在、多くの方が口々に「子どもたちの参加」を訴えております。私としましては、経験と技術のある方に主人公になっていただき実現に向けた検討を行い、運営委員会、実行委員会の皆さまや地域の皆さまと連携を図りながら、子どもたちが地域の伝統行事に触れ、親しむ機会の創出を図りたいと思います。

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