八千代町の文化財
32.太田古墳出土遺物(副葬品 銅鏡外)
名称 | 太田古墳出土遺物(副葬品 銅鏡外) |
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よみ | おおたこふんしゅつどいぶつ(ふくそうひん どうきょうほか) |
数量 | 359点 |
指定番号 | 町指定第44号 考古資料 |
所在地 | 八千代町歴史民俗資料館 |
管理者 | 八千代町教育委員会 |
年代等 | 古墳時代後期 6世紀後半 |
指定年月日 | 平成31年1月25日 |
太田古墳は、太田地内で水道工事中偶然石棺が発見され、昭和62年3月に発掘調査された。墳丘及び周溝形状は不明であるが、石棺は地表面下に構築された板石を組み合わせた箱式石棺である。
石棺内には追葬を含む5体の人骨の外、銅鏡、直刀、刀子、鉄鏃、金環、玉類など豊富な副葬品が出土した。
茨城県内において、発掘調査で出土した古墳時代の鏡は20例程度と数少なく、後期古墳において、このような銅鏡を伴う豊富な副葬品群が、良好な発掘調査によって見いだされている例は極めて乏しい。
また、200点以上のガラス玉が出土しているが、これは東日本における後期の大型前方後円墳と比べて質・量ともに遜色ない内容である。
本古墳は埋葬施設の特徴から、伝統的な在地の中・小首長墓と想定されており、そのような在地の集団が優れた副葬品を保持しえたことは、古墳時代後期の地域社会を考えるうえで注目され、古墳出土一括遺物として貴重な資料である。
*出土遺物の種類
銅鏡(獣文鏡) 1面
耳環(金環) 2組4点
翡翠・碧玉・瑪瑙製勾玉 15点
碧玉製管玉 6点
ガラス丸玉 20点
土製丸玉 2点
ガラス小玉 201点
直刀 2本
刀子 3本
鉄鏃 105点
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