下水道排水設備の設計・施工
排水設備の構造と施工基準
排水設備の構造基準は、下水道法、八千代町下水道条例及び八千代町下水道条例施行規則により、以下のとおり定められています。
排水管の内径及び勾配
排水管の内径及び勾配は、特別の理由があると認められる場合を除き、以下のとおりです。
排水人口 | 排水管内径 | 勾配 |
---|---|---|
150人未満 | 100ミリメートル以上 | 2%以上 |
排水桝について
- 使用する桝は小口径桝を標準とし、設置箇所は次のとおりとする。
- 排水管の起点、屈曲点、合流箇所、勾配・管径の変わる箇所
- 管径の120倍以内の適当な箇所
- トラップ桝を接続するときは、本体側(キッチンなど)の器具トラップ及び床下配管の接続状況を十分に確認してから、二重トラップにならにように施工すること。
- 外流しなどで泥や砂の流入が考えられる箇所には、溜桝を設置してから宅内排水設備に接続すること。なお、雨水が入り込む可能性がある外流しは接続しないこと。
- 小口径トラップ桝を設置する場合には、トラップ部分に掃除が容易にできるように点検用掃除口を必ず設けること。
- 相向かいの管路の合流点には、3センチメートル段差付き合流インバート桝を使用すること。
- トイレ合流には、3センチメートル段差付き45度流入インバート桝を使用すること。
- ドロップ桝の底部については、大曲エルボを使用すること。
- 公共桝との接続のためドロップ桝は、公共桝の上流側50センチメートルから1メートル程度を目安に設置すること。
- 舗装されていない場所で車両が出入りする場所に桝を設置する場合は、強度のある蓋(鉄蓋など)を使用すること。
- 排水桝を設置する場合は、基礎砂を高さ5センチメートルに敷き均し、転圧すること。
排水管・接続管について
- トイレの接続管には、100ミリメートルのパイプ、大曲エルボを使用すること。
- 排水管の標準土被りは、私道内で50センチメートル、宅地内で20センチメートルとする。ただし、必要な防護を施したときにはこの限りでない。
床掘り・埋め戻しについて
- 床掘りは、床付け付近では所定の深さを確認しながら直線に掘削し、掘りすぎないようにすること。
- 埋戻しは、管体部分は特に入念に十分突き固めを行い、石塊などで管体部分を損傷しないよう注意すること。
その他
- 既設の便槽を処理する場合は、便槽及び浄化槽の底部に穴をあけ、水で洗浄し、消毒の後に砂で埋め戻しすること。
- 下水道施設の機能を妨げ、排水管などを損傷する恐れのある物質を含む下水を排出する場合は、排出汚水量に応じた阻集器を設置しなければならない。また、阻集器の設置に当たっては、町上下水道課と事前に協議すること。
グリース阻集器 | 料理店、食堂 など |
---|---|
ヘア阻集器 | 理髪店、美容院、プール、公衆浴場 など |
プラスタ阻集器 | 歯科診療所 |
ランドリー阻集器 | 営業用洗濯場 |
オイル阻集器 | ガソリンスタンド、機械油の流出する事業所 |
サンド阻集器 | 外流し など |
- 井戸水を使用している事業所については、量水器を取り付けることもあるので、計画確認申請書の提出時に町担当者へ報告すること。
- 排水設備の施工業者がすぐにわかるよう、公共桝の蓋の裏側に指定工事店名を記入すること。(指定工事店名入りのシールなど)
- 現場施工が設計と異なる場合は、必ず設計変更を行い、設計書と現場が一致するようにすること。
- 特殊なケースや設計、施工上での疑問などは、町担当者と事前に協議すること。
申請に関する注意事項
- 工事にかかる書類は、早めに提出してください。
- 関連書類の「申請書記入にあたっての注意事項」に留意して記入してください。
- 計画の申請は工事着手前に必ず確認を受けてください。また、工事の着工届は、工事着手5日前までに提出してください。
- 公共桝が未設置の場合は、設置するまでに日数を要するため、申請前に町担当者までご一報ください。
- 工事にかかる書類は以下の関連書類からダウンロードのうえご利用いただくか、上下水道課窓口までお越しください。
関連ファイルダウンロード
- 排水設備等工事着手届PDF形式/26.15KB
- 排水設備等工事完了届PDF形式/31.53KB
- 申請書記入にあたっての注意事項PDF形式/68.5KB

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- 2018年2月15日
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