正念場・集団免疫づくりに向けて(町長コラム:令和3年7月)
ワクチン集団接種はお陰様をもちまして、65歳以上の接種希望者のふた回り目を進めています。地元医師会の先生・従事者の皆様には、体力の消耗がきつい中、集中力をもってご尽力いただいております。御礼申し上げます。
さて、会場にお越しの方から「打ってどれくらいで効果がでるの?」とよく聞かれます。国立感染症研究所によるとファイザー製のワクチンについては「新たな感染の報告率は1回目の接種から12日前後を境に下がる傾向」と発表していますし、厚生労働省は「1回目の接種から2週間程度は、接種していない人と同じくらいの頻度で発症してしまう」と報告をしています。さらに英国チームは5月にファイザー製もモデルナ製も一定の効果が出るのは2回打つことが前提であり、1回だけではパワーが十分とは言えないとしています。結論としましては、ワクチンを打っても直ちに新型コロナウイルスにかからなくなるわけではないので「マスクを着用し人との距離を保つ」といった一般的な予防は当面続ける必要があるということです。
一方、厚生労働省は5月に「12歳から15歳」を接種対象年齢に加えています。接種の意義や方法等について議論は多々ありましたが、6月22日に「学校での集団接種は推奨せず」となり各自治体に通知されました。日本小児科学会は、児童・学生本人や養育者がワクチンを打つことのメリット・デメリットを十分に理解していることや、接種の前から後までのきめ細やかな対応を行う必要があるとしています。さらに、64歳以下の方へのワクチン接種につきましては、県からのワクチン配分情報を待っていましたが、供給の目途がたちましたので、基礎疾患者、学校や幼稚園・保育園の先生、消防団団員を優先させていただきまして、引き続き対象者の皆様に対し、1日750人ペースで進めてまいりたいと考えています。また、受付時の混雑を避けるため、年齢ごとによる受付日の設定をするなどの工夫もいたしますので、ご協力くださるようお願いいたします。
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- 2024年6月15日
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