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避難所について考える(町長コラム:令和6年8月) 

  先ごろ茨城県、八千代町合同の避難力強化訓練を実施しましたところ、多くの町民の皆さまにご参加いただきありがとうございました。

 訓練は、鬼怒川の水位が急激に上昇し氾濫危険水位を超える見込みであり、県からの助言および関係機関からの河川情報を受け、警戒レベル4「避難指示」を発令し、町民に避難を呼びかけたという想定でした。内容としては、自宅から避難場所までのマイ・タイムラインを活用した経路の確認・移動、避難所の模擬展示および体験・避難所体験というものでした。私の職員への問いかけは「まさに今、災害に襲われた時、我々は即時対応ができるのか?備えはできているのか?」であります。また、このことは、町防災士の皆さんとの話し合いでも協議がなされていますし、大事なことは、過去の事例から学ぶ、あるいは想定する、工夫し備えることであると思います。

 避難所ではどんな生活になるのでしょうか?避難所も停電しています。避難所の生活は思ったより過酷で、知らない大勢の人と最低限の生活をする場所であるとされています。さらに、性別、LGBTへの配慮、プライバシーの確保などにおいては準備の段階から気をつけなければなりません。特に女性の方や要支援者の方の安全確保など問題はたくさんあります。また、私たちは電気・ガス・水・家のトイレ・スマホを使わない生活ができるのでしょうか?そばにあるのが当たり前で、このような日常生活を体験していません。機会がほとんどないはずです。さらに、過去の避難所生活の問題点からの指摘はこちらです。「避難所の準備にあたり、日ごろから女性目線での考え方を取り入れること」「避難所で人と違う行動をするとトラブルの元になる」「精神的負担から、におい、音、ペットなどに特に敏感になっているため、ささいなことで人間関係が悪くなる」「食事については過度の期待はできないと考えるべきである」

これらのことから、町としましては、

 1.プライベートテント、簡易トイレ、簡易ベッド、大型発電機用備蓄倉庫が身近なところに必要であること

 2.避難所の設営等の準備には女性目線での考え方が必要であること

 3.避難所宿泊訓練を通して自分にとって何が必要かを知り用意すること

この3点についての対策を早急に検討し、対処したいと思います。

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