八千代町の文化財

15.木造不動明王坐像

木造不動明王坐像の画像

 
名称 木造不動明王坐像
よみ もくぞうふどうみょうおうざぞう
数量 1躯
指定番号 町指定第23号 彫刻
所在地 八千代町川尻
管理者 川尻行政区
年代等 室町~戦国時代
指定年月日 平成5年8月25日
 

本像は赤松山持宝寺不動院の本尊で、不動堂内に安置されている。檜材を用いた寄せ木造りで、火焔光背を持つ像高64cmの坐像である。

寺伝によると、観応の擾乱(1350年~1352年)で敗者となった赤松祐弁が、下総国に落ちのびた時に持参した念持仏であると伝えられている。

像は、迫力ある忿怒形をしており、細部にわたるまで写実的に彫刻されている。製作当時は天地眼であったのを、後世に正眼に直したもののようである。頭髪の巻きが深く、鼻が高く、耳たぶが強く後方に張り、胸部や腹部も充実している。

像の内刳り部には、天正17年(1589年)の記録が残されており、製作年代は室町時代から戦国時代と推定される。

本像は、平成15年に保存修理が行われた。

問い合わせ先

このページに関するお問い合わせは生涯学習課 文化係です。

〒300-3572 結城郡八千代町大字菅谷1017-1

アンケート

八千代町ホームページをより良いサイトにするために、皆さまのご意見・ご感想をお聞かせください。
なお、この欄からのご意見・ご感想には返信できませんのでご了承ください。

Q.このページはお役に立ちましたか?
スマートフォン用ページで見る