八千代町の文化財

23.木造阿弥陀如来坐像

24_木造阿弥陀如来坐像の画像

名称 木造阿弥陀如来坐像 附.木造如来像頭部残欠1個
よみ もくぞうあみだにょらいざぞう つけたり.もくぞうにょらいぞうとうぶざんけつ1こ
数量 1躯
指定番号 町指定第42号 彫刻
所在地 八千代町高崎
管理者 福寿院
年代等 鎌倉時代初めから前半(13世紀前半)
指定年月日 平成16年9月28日
 

本像は、福寿院の本尊で、欅材、割矧造、漆箔(後補)、玉眼嵌入、定印を結んで結跏趺坐する像高58.8cmの阿弥陀如来坐像である。

木造阿弥陀如来坐像 頭部残欠の画像椀形の肉髻の形や小粒の螺髪、引き締まった頬の肉取りにややつり上げ気味ながら細い伏目など、平安時代末の定朝様式を残しながらも、玉眼を使用するところなど、鎌倉の新様に学ぶところが認められる。また、膝張に対して座高を高くとった肩幅の広い体躯に衣文線を繁く配するところなども鎌倉時代の傾向を示している。

鎌倉時代初めから前半(13世紀前半)の当地方の作例として注目されている。

頭部残欠は、割矧造、頭部彩色(現状古色)、肉身部漆箔(下地漆が現れる)、総高22.5cmの如来像の頭部前面材である。本尊とほぼ同時期の制作と考えられる。

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